株式会社ベネッセホールディングス

​住所:岡山県岡山市北区南方3-7-17

​業種:持株会社・グループ全体の経営方針策定および経営管理等

社員数:連結21,022人

HP:http://www.benesse-hd.co.jp/ja/

2017年8月にスタートした『テレワーク@Home』の利用が社内に浸透しつつあるベネッセホールディングス。実際に利用している社員の方たちに、働き方の変化を含め、率直な感想や使い勝手をうかがいました。

(左から)森井映名さん(内部監査部)、赤羽雄二郎さん(法務部)

『テレワーク@Home』とは、部分在宅勤務の利用日数制限を撤廃するなど、従来の在宅勤務制度をより使いやすいものとなるよう見直した取り組みです。

「自律している」「在宅勤務に適した仕事に就いている」「一定の等級以上(おおよそ入社7~8年で達する等級)」といった要件を満たした正社員であれば誰でも利用申請できます。

ベネッセホールディングスの在宅勤務申請者数(ベネッセコーポレーションを含む)は2018年7月現在約190名で、これは昨年5月時点に比べて1.5倍と増えています。また、経済産業省が選出する「健康経営優良法人」~ホワイト500~(大規模法人部門)に認定されました。

●週1回の在宅勤務日でフリーな時間が増え、ストレスは減る(森井さん)

――現在のテレワーク利用についてお聞かせください。

終日在宅勤務は週に1回程度、部分在宅勤務は業務の状況により利用しています。在宅勤務制度自体は、5~6年前から上長の勧めもあって利用し始めました。通勤時間の節約も兼ねて、在宅で仕事をすることで効率性を上げるためでしたが、現在小学生の子どもを育てながら働いているので、結果としてワークライフバランスも良くなっています。

終日在宅勤務は基本的に水曜日にしていて、もし水曜日に会議や出張が入ればその前後の曜日にずらします。報告書を作ったり、監査で収集した資料を集中して読んだりするのに効率的です。もっと回数を増やすことを考えたこともありますが、管理職なので部のメンバーとのやり取りを考えると、現在の週1回程度がちょうど良いと感じています。

部分在宅勤務は、たとえば午前中在宅で仕事をして、その後監査の対象会社に行き、再び帰宅して家で仕事の続きをするといった形で利用しています。『テレワーク@Home』になって、より使いやすくなりました。

子どもの学校へ用事で平日に30分程度行かなければならないといったときも、在宅勤務ならばフレックスと組み合わせて利用することで休みを取らなくても対応できます。

――在宅勤務時と通勤時との大きな違いは何ですか?

在宅勤務をすることで通勤しなくても仕事ができ、自分が利用できるフリーな時間が増えるため、ストレスが減っています。

終日在宅勤務の場合、基本的に残業できませんので、終業後は食事の支度など家事をする時間がとれます。現在、水曜日は普段家を出る8時半から仕事を始め、16時半に終業することが多いです。とても余裕が持てます。
 

さらに使いやすくするための要望はありますか?

在宅勤務の制度にはとても満足していますが、毎日1時間ずつ在宅勤務ができる制度があれば、もっと子どもが小さいときにとても助かると思いました。たとえば16時半に退社して、17時半から18時半まで在宅で仕事をするという形です。

また、現在の部分在宅勤務は、外出やグループ会社、監査法人訪問との組み合わせがなければ利用できないので、そのしばりがなく自由にとれるならもっと良いと思います。

●2番目の子どもが産まれ、二度目のテレワークを開始中(赤羽さん)

――現在、二度目のテレワーク利用とうかがいました。

5年ほど前、最初の子どもが産まれたときにテレワークを2年間ぐらい利用し、昨年2番目の子どもが産まれて妻が4月から仕事に復帰しました。家庭のことができるよう、上司と話して私は4月からテレワークを再び利用しています。

現在、在宅勤務は週に1回程度、火曜日か水曜日のどちらかに行っています。週初めの月曜日は部のメンバーとこまごまとしたコミュニケーションをとる必要がありますし、金曜日はまとめの日ですので、週の中日がテレワークに向いていますね。
 

――在宅勤務の日の様子を具体的にお聞かせください。

在宅勤務の日、業務に支障がなければ早めに始めて早めに終わることを認めてもらっています。朝8時から始業すれば16時に終業し、子どもを保育園へ迎えに行け、また6歳になる上の子の習い事を平日に入れることが可能になっています。ある程度フレキシブルに働ける環境を整えてもらっていることは、非常にありがたいです。

妻もベネッセ勤務で、出産前の体調が良くなかったときに在宅勤務を利用していました。今は4月に復帰したばかりですが、いずれ様子を見て二人とも週1回ずつ在宅勤務という形もあると考えています。そうすると子供にとっては週2日親が在宅している日があることになります。

在宅勤務のおかげで、平日に1時間や2時間の余裕が持てると、生活がまったく違ってきます。通勤による身体的な負担がなく、精神的にも余裕がうまれます。

部分在宅勤務はこれまでにまだ使っていません。ですが、今後は利用することで仕事が効率的に回るならそうするかもしれません。(※)

※この取材以降、赤羽さんは部分在宅も利用するようになりました。「活用することで仕事が効率よく進められることを実感しています」とコメントを寄せてくださいました。
 

在宅勤務のために心がけていることはありますか?

在宅勤務日のためのワークを、その日に集中してできるよう仕事を組み立てています。子供が生まれてから、仕事の段取りを良くしようという意識に変わりました。残業しないことが前提で仕事をするようになったのも、子どもを持ってからですね。前よりもスケジュール感をもって仕事ができるようになり、仕事全般に好影響が出ています。

基本的に残業ができないなら、時間までに終わらせるよう考えて仕事をするようになります。必要にせまられるといろいろな知恵を出して仕事をするようになるはずなので、育児といった理由がなくても、ぜひいろいろな人が使ったほうが良い経験になると思います。そのためにマネジメントの理解はキーポイントだとも感じます。
 

 
第4回(2018年度第1回)取材記事
子育て中の社員は実際にどうテレワークを利用しているか

厚生労働省

​テレワーク宣言応援事業

テレワーク宣言応援事業事務局 (株)テレワークマネジメント

お問合せ:テレワーク相談センター

0120-91-6479