株式会社荏原精密

​住所:横浜市港北区箕輪町2-19-6

業種:製造業

社員数:29名(2019年7月現在)

HP:https://ebaraseimitsu.co.jp/

令和元年度第2回取材記事
自由度の高いテレワーク制度導入で働きやすい職場に

2019年12月からテレワークを制度化し、一部のスタッフから実施をスタートした(株)荏原精密。これまでの取り組み状況や、今後のテレワーク利用拡大予定についてお話をうかがいました。また、在宅勤務を行ったスタッフの方の声もご紹介します。

経営企画室 室長 野知 一洋さん

●さまざまな制度と組み合わせることでテレワークが利用しやすくなる

――今年度、実際に行った取り組み内容をお話しください。

働き方の選択肢の1つとして、2019年12月からテレワークを制度化しました。まずは育児中のスタッフ、介護対象となりうる家族がいるスタッフ、そして営業スタッフをテレワーク対象者とし、それぞれ在宅勤務を実施したばかりです。

 

当社は今年度から育児や介護事由による時差出勤制度を夏に、時間有休制度(1時間単位で年有給休暇が取得できる制度)を年末に導入し、これらの制度とテレワークとの相性が非常に良いとも感じています。たとえばテレワーク対象者である育児中のスタッフは、先日所要のため2時間の時間有休を取得し、その後は在宅勤務を行いました。

 

今まではこうした数時間の所用でも半休をとらなければならず、またその後出社する必要もありましたが、複数の制度を組み合わせて利用することで、スタッフがより柔軟に勤務できるようになりました。テレワーク自体は決して万能ではありませんが、テレワークを支えるような仕組みや制度を整えることで、より使いやすくなるのだと実感しています。

――今年度のテレワーク導入の目的は達成できたと思いますか?

制度として導入し、複数名のスタッフの実施による事例を今年度中に得られたことは予定通りです。当社はテレワークの利用回数上限は定めず、必要に応じて使えるよう運用ルールを定めています。

 

「この業務は在宅で集中して行うほうがはかどる」「会社に戻るよりも直帰して終業時間まで在宅勤務したほうが時間を有効活用できる」など、対象者自身がより業務効率が上がる働き方を選択することが可能です。昨年、テレワーク導入の社内説明会を行いましたが、柔軟な働き方ができることは、あらためて全社に伝えていきたいですね。

――来年度以降、どのようにテレワーク利用を拡大していきたいですか?

テレワーク制度をスタートしたばかりですので、まずは対象者のテレワークの実施頻度を増やし、行う業務の幅も広げていきたいです。テレワークの利用実績が積み重なり、「自分もやってみたい」というスタッフが増え、社内でテレワークが当たり前になっていってほしいです。

 

現在はテレワーク端末を事前に持ち帰って在宅勤務していますが、より柔軟にテレワークができるようにするには、いつでも在宅勤務ができる環境が整っていることが必要です。利用頻度の高いスタッフには、自宅へ据え置くパソコンを貸与することも検討していきたいと思っています。

 

優秀な人材の中には、働ける時間が限定されている人もいるでしょう。今後の採用において、職種によっては「テレワーク可能」とし、より採用の窓口を広げていければとも考えています。

■在宅勤務者へインタビュー

在宅勤務を実施したスタッフの方へお話をうかがいました。

●当社営業職で初のテレワークを実施(佐宗さん)

営業課 佐宗 幸亮さん

2020年2月に初めて在宅勤務を行いました。営業チームでは私が最初の実施者です。実施日は午後から商談会がありましたので、その日は朝、出社せず、午前中に2時間ほど自宅で事務作業や見積書作成などを行ってから外出しました。

 

通常、片道1時間20分かかる通勤時間がないことは身体が楽でしたし、出社時はどうしても電話応対などで作業が途切れがちになりますが、在宅勤務では書類作成に集中できたことはメリットです。テレワーク用の端末から会社に届いたFAXデータも確認でき、業務に支障はありませんでした。

 

担当している取引先には自宅に近い企業もあり、今後はテレワークを活用すれば、訪問前後の時間を有効活用できそうです。もし自宅にテレワーク用のパソコンを常時置いておけるのなら、お客様への訪問が予定より早く終わった場合などに在宅勤務をするかどうかの選択もしやすくなると思います。

●将来介護が発生したときにもテレワーク制度で対応できる(堀内さん)

IT推進事業室 室長 堀内 卓さん

2020年1月に終日の在宅勤務を行いました。私は往復1時間半の車通勤をしていて、朝は道が混むので早く家を出ていますが、運転時間がなくなることで時間的にも身体的にも余裕が生まれました。

 

初めてのテレワークなので、念のため、私が出社しなくても業務に支障がない状態になるよう準備を整えておきました。それでも職場の様子が気になりましたが、テレワークを行ってみて、「職場でスタッフの意見を聞きながら進めるほうがアイデアが湧く業務」と「一人で集中して進められる業務」を改めて認識することができました。

 

身体が弱ってきた高齢の母が心配ですが、テレワーク制度が導入されたことで、社外からも仕事を進めていける選択肢ができたことはとてもありがたいです。今後はIT推進事業室長として、チャットの活用を推進し、またWeb会議ツールも利用していきたいと考えています。

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