​住所:東京都渋谷区恵比寿4-20-1

業種:酒類の製造・販売

社員数:1,980名

HP:http://www.sapporobeer.jp/

サッポロビール株式会社
第3回取材記事
テレワーク導入初期を経て、今後は事例紹介に力を入れる

2017年10月からスタートしたサッポロビールのテレワーク制度。利用方法が簡便で、基本的に働く場所や回数の制限がない自由度の高い制度なので、社員から好評を得ています。今年度を振り返りながらお話をうかがいました。

人事部 (左から)尾賀雄一郎さん、宮崎仁雄さん

●導入から2カ月を経てテレワーク制度の利用に手ごたえを感じる

――今年度、実際に行った取り組み内容をお話しください。

 

テレワーク制度は2017年10月から働き方改革の一環として導入したばかりです。2017年4月から複数の部署で試行し、ヒアリングも行って本運用の内容を検討した後にスタートしました。

――テレワーク制度の本運用が始まってまだあまり間がありませんが、これまでのところ、利用状況についてはいかがですか?

 

運用したばかりなので、利用者数の測定はまだ行っていません。正確な数値は得ていませんが、かなり活用されているのではないかと感じます。

 

以前の在宅勤務制度は申請方法も手間がかかり、回数制限もあったため、利用者は年間30名程度で、それもほぼ固定メンバーが育児や介護のために使っていた状態でした。その状況よりは、格段に多くの利用者がいるとは思います。今回導入したテレワーク制度は、所属長と周囲にきちんと伝わるのなら、申請方法はメールや口頭など形式を問いません。申請の手続きが大変なばかりに制度が使われないということは避けたかったのです。

 

スタートした頃は移動時間の取り扱いについてなど、基本的な質問が人事部へいろいろと寄せられましたが、2018年1月になってからは落ち着いてきました。なお、移動時間の取り扱いは、個人の都合での移動なら休憩時間、会社の都合での移動なら勤務時間としています。

 

2017年11月から12月にかけて、当社の役員が全国を回って働き方改革を説明しましたし、導入から2カ月を経てテレワーク制度についてよく知らないという社員はいないと思います。

――テレワークの実施について部署間の差は感じますか?

 

テレワークは必ず利用しなさいという制度ではありませんので、部署によって業務の内容や状況などから利用に差はあるでしょう。管理職の利用についても部署によって異なり、管理職が使っていれば部署全体の利用率が高いといったこともありません。ただ、人事部としては、管理職には極力利用してほしいとは推奨しています。

 

定時で帰るという意識は社内全体で強くなってきていると思います。特に営業担当者はお客様先訪問を効率的に行うようになってきたようです。テレワークを利用すれば、会社に戻らなくてもその日の業務を終わらせることができます。

●テレワーク導入で働き方が徐々に変わっている

――今年度のテレワークへの取り組みについて、社内からはどんな声が挙がっていますか?

 

今のところ使った人からの声は好意的で、否定する意見はないですね。2018年1月は雪の日の利用が多かったです。天候が悪いと予想できるときはあらかじめ申請を出してテレワークできるよう仕事の準備を整えてくれたようです。出社できそうもない状況でも、テレワークを使えば仕事ができるようになりました。

――テレワーク導入にともない、業務のやり方を見直しているようですか?

 

会議の回数を減らした部署は多いようです。全員が集まる会議は拘束時間が長いためその頻度を減らして、社外にいても可能な個別のコミュニケーションを重視しているケースが増えています。

 

人事部から業務の見直しについて話はしましたが、実際にどう行うかは各部署に任せています。社内でも社外でも同じことをするのが大前提としてあるため、テレワークだからこの仕事しかできないということはなるべくやめてほしいと思っています。テレワークを行うために仕事を分断して効率を下げるのは本末転倒ですね。

――テレワーク実施後、社内において働き方や考え方に変化が感じられますか?

 

テレワークだけでなく、時間有給休暇やスーパーフレックスを制度として同時に入れたので、会社が働きやすい環境を作っているということは社員に認識されていると思います。新しい制度自体を知らない社員はもういませんので、今後は制度をどのように活用するかを考えてもらうためのアクションを検討していきます。

●働き方改革制度の利用事例を社内イントラで発信中

――テレワーク導入の目的は達成されましたか?

スタートしたばかりですので、生産性やワークライフバランスの向上についても、たとえば残業時間の減少といった目に見える形で効果が出てくるのはまだこれからでしょう。

 

ただ、テレワークを含めた働き方改革の制度活用事例はいろいろと挙がってきています。活用事例をコラムのような形で社内周知する活動は行っています。現在は月に2~3回程度、社内イントラに掲載しています。制度を利用してこれまでより仕事を早く終わらせ、生み出された時間で新しい経験をした事例としては、「社内メンバーを集めて勉強会をやった」「メンバーでマラソンをして健康活動」などがあります。

――来年度以降、テレワーク活用・拡大によりどの程度の成果を得ることを目標としていますか?

 

働き方改革を導入した業績の向上は2020年までの中長期目標になっているので、じっくりと取り組みたいと考えています。工場部門も2018年1月から働き方改革に関する各種制度を導入しました。シフトのバリエーションを増やすなどの施策を通じて、より働きやすい環境を構築していきます。

 

すでにかなりフレキシブルな制度ですので、これ以上拡充する余地はあまりないと思いますが、より働きやすい環境を構築していくために何か新しいことは考えていきたいですね。

「サッポロビール株式会社」のトップページに戻る

 

厚生労働省

​テレワーク宣言応援事業

テレワーク宣言応援事業事務局 (株)テレワークマネジメント

お問合せ:テレワーク相談センター

0120-91-6479